小樽・堺町通りのカフェ「CAFE DONBURI DO.?(カフェ ドンブリ ドウ)」(小樽市堺町)で12月10日、震災復興イベント「できることをできるだけin小樽」が開催される。
2回目の開催となる同イベントは、音楽とアートを通じて東日本大震災の記憶を伝え、復興を願う心を伝えようとすることを目的とし、ワークショップとチャリティーコンサートで構成する。ワークショップ(11時~14時30分)では、同プロジェクト主宰者で東京在住の「しおみえりこ」さんを迎え、宮城県石巻市で津波に遭った着物と参加者が持参する布をつなぎ合わせて、一針一針願いを込め50センチ四方のタペストリーを制作する。チャリティーコンサート(15時~17時)は、yuecafe(15時~)とRare names trio(16時~)の2組のアーティストが出演する。
楽器支援から始まり、音楽とアートを通して着物で震災の記憶を伝え、未来の子どもたちの安全を考える同プロジェクト。コンサートの収益の一部は被災地に寄付されている。
「親子連れの方々からお一人さままで、男女年齢問わず、さまざまな方々に楽しんでいただけるイベント。裁縫のうまい下手ではなく気持ちが一番大切なので、たくさんの方々にお越しいただきたい」と話すのは、同プロジェクト小樽実行委員会実行委員長の小山内和子さん。「ワークショップで完成させたタペストリーは当日のコンサートで展示させていただく。当日、完成させることができなくても、完成後に送っていただければ後のイベントで展示させていただくので、気軽に参加いただければ」とも。
ワークショップは参加無料。コンサートの料金は、大人=2,000円(1ドリンク付き)、学生(中学生以上)=1,000円(同)。問い合わせは同実行委員会(TEL 0134-64-5397)まで。