四国アイランドリーグplus (以下、四国IL)が8月24日、6~7月度の読売新聞月間MVP受賞選手2人を発表し、小樽水産高校出身で徳島インディゴソックス(以下、徳島IS)に所属する亀山英輝投手が投手部門MVPを受賞した。
亀山投手は、主にクローザーとして9試合に出場。防御率0.00、2勝0敗4セーブ、奪三振率12.54の成績を収めた。投手陣を中心に少ない得点を守り抜くチームでの安定した投球が評価された。
亀山投手は、小樽出身。小樽水産高校を経て札幌6大学野球の強豪・札幌大学に進学し、野球部に所属。最速148キロの速球主体の投球でチームに貢献し、注目を浴び始めた。大学卒業後は、日本プロ野球(NPB)を目指し、徳島ISに入団。球速は151キロに達し、ナックルカーブやスプリットなど変化球のコントロールや切れに磨きをかけ、徳島ISに入団してから身に付けたカットボールで不利な局面を打開できるようになるなど、「クレバーな投球術」も覚えた。
月間MVPを受け、亀山投手は「実感は湧かないが、素直にうれしい。それでも、リーグ戦はまだ途中。リーグ優勝やNPBのドラフトに向け、さらなるレベルアップを図りたい」と意気込む。「一緒に勝利をつかみ取ったチームメートや首脳陣、チームスタッフに感謝したい」とも。
亀山投手は「(新型コロナウイルス感染拡大を受け)甲子園への道が閉ざされた高校球児たちはとてもつらかったと思う。それでも、野球も人生もこれから。次のステージに向けて頑張ってほしい」とエールを送る。
徳島ISの公式戦は、ユーチューブで生配信している。