
小樽・奥沢水源地で8月16日、ライトアップイベント「奥沢水源地ライトアップフェスティバル2014」が開催される。主催は奥沢水源地ライトアップ実行委員会。
多くの市民が奥沢水源地を訪れ、その魅力を感じ楽しんでもらうことを目的とする同イベント。同施設の階段式溢(いつ)流路(水すだれ)と取水塔をライトアップし、綿あめ、ヨーヨー釣り、かき氷などの縁日を無料で提供するほか、飲食ブースなども出店する。
奥沢水源地は、1914(大正3)年に同市の水道行政とともに創設。2011年に創設時から稼働してきた奥沢ダムの堤体に陥没部分が見つかり、改修に数十億円以上の費用を要することや、同ダムを廃止しても必要となる給水量を他の水源で補えることから廃止が決定。同施設は、歴史的な遺産であり四季の景観に恵まれた空間であるため、現在、「奥沢水源地保存・活用検討委員会」を設置し保存方法や活用方法を検討している。
「多くの市民の方々に、奥沢水源地が豊かな自然と貴重な歴史的遺産が数多く残る素晴らしい場所、『小樽のたから』となりうる場所であるということを認識していただきたい」と話すのは、同実行委員長の上野智真さん。「より多くの方々に、自らが住む街に対する関心を高めるきっかけとなれば」とも。
開催時間は16時~20時30分。ライトアップ時間は19時~20時30分。入場無料。雨天決行。問い合わせは、同実行委員会(080-3269-0515)まで。