「担担麺なかがわ」(小樽市稲穂1)が6月21日、「おたる屋台村 ろまん横丁」内にオープンした。
小樽初の担担麺専門店の同店。「汁なし担担麺」(800円)と「汁あり担担麺」(850円)はそれぞれ、白ごまと黒ごまの組み合わせで4種類を用意するほか、「お子様担担麺」(汁なし、汁あり、各500円)も用意する。店内にカウンター席6席。このほか、横丁内共有スペースにあるテーブル席(30席)での利用にも対応する。
同店の担担麺はラー油とサンショウの辛さとしびれが特徴。汁なしは平打ち太麺、汁ありは細麺と使い分け、カシューナッツや水菜の食感がアクセントになっている。自家製のラー油は中国産トウガラシなど、9種の香辛料を使い「深みのある味」を表現。サンショウは中川さんこだわりの本場中国四川省産の四川サンショウを使う。注文時、辛さとしびれは、辛さ=0(使用しない)~6(3まで無料)、しびれ=0~15(6まで無料)の調節に対応。食べてみてから、ラー油とサンショウを足すこともできる。途中で温玉(100円)などのトッピングを投入して「味変」したり、余ったタレや汁にごはん(50円~150円)を投入したりもできる。
店主の中川貴文さんは小樽市生まれ小樽育ち。東京や札幌の飲食店で修業後小樽に戻り、地元を盛り上げたいとの思いから出店したという。中川さんは「小樽に戻ってくるたびに街が寂しくなっていくのを感じ、何かできないかと考えていた。担担麺の人気店で働いた経験を生かしたおいしい担担麺を提供することで、人が集まってつながり、地元を盛り上げる店にしたい」と意気込む。
中川さんは「担担麺を通して小樽に貢献したいとの思いから、独自の貢献活動や他店とのコラボ企画など、お客様が楽しんでもらえるような試みもしている。その様子をSNSで発信しているので、ご覧いただければ、うれしい」と話す。
中川さんは「『おたる屋台村ろまん横丁』は、ビルの1階で屋台をコンセプトにした雰囲気なので、夜しか営業していないと思われているのが目下の悩み。小樽中心部の便利な場所にあるのでランチも利用してほしい」と呼び掛ける。
営業時間は11時30分~22時(ラストオーダー)。水曜日定休。