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よいち水産博物館など今期営業開始 続縄文時代から近代の余市の魅力発信

よいち水産博物館

よいち水産博物館

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 よいち水産博物館(余市郡余市町入舟町)と余市町内の文化財施設が4月10日、今季営業を始めた。

旧余市福原漁場

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 営業を始めた、同博物館、旧下ヨイチ運上家(入舟町)、フゴッペ洞窟(栄町)、旧余市福原漁場(浜中町)の4施設では、入場人数の制限を行うほか、マスク着用、手指消毒など、新型コロナウイルス感染拡大対策をとった上での来館を呼び掛ける。

 よいち水産博物館は余市町の歴史を学ぶことができる博物館。アイヌ資料やかつてのニシン漁具、余市と入植者の多かった会津に関する資料、町内の遺跡で発見された考古学的資料などを展示する。旧下ヨイチ運上家は国指定史跡・国指定重要文化財で、江戸時代、アイヌの人々との交易を松前藩から請け負った商人が拠点とした建物。旧余市福原漁場は国指定史跡で、ニシン定置網漁をしていた福原家が明治期に所有した、当時の漁場経営の様子を伝える建物群。親方家族と漁夫が生活した主屋をはじめ、文書庫、石蔵、網倉、米味噌倉などを見ることができる。フゴッペ洞窟は国指定史跡で、2000~1500年前の続縄文時代という北海道特有の時代の遺跡。壁面に人物・動物・魚など約800点を数える刻画が描かれた洞窟遺跡。館内には、小樽市の手宮洞窟や海外の洞窟遺跡などの調査研究資料も展示され、興味深く、見学することができる。

  開館時間は9時~16時30分。入館料は、大人=300円、小人(中学生以下)=100円、小学生未満無料。4館共通入場券は、大人=880円、小人=320円。休館日は月曜日(月曜日が祝日の場合は開館)と祝日の翌日。12月5日まで。

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