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小樽潮陵高出身の福原大生選手 ゆかりの地、福島での活躍に期待

福原大生選手(写真は徳島インディゴソックス時のもの)

福原大生選手(写真は徳島インディゴソックス時のもの)

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 小樽潮陵高校硬式野球部出身の福原大生選手が3月10日、プロ野球独立リーグのベースボール・チャレンジ・リーグ(ルートインBCリーグ)に所属する福島レッドホープスでのシーズン開幕へ向け、チームでの本格的な練習を開始した。

小樽潮陵高校時代の福原大生選手

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 福原選手は、二海郡八雲町出身。中学時代は、函館東リトルシニアに所属し、日本ハムファイターズの2020年ドラフト1位指名となる伊藤大海選手らと切磋琢磨した。小樽潮陵高校時代の2014(平成26)年には、主軸選手として夏の甲子園の予選決勝まで進出。日本ハムファイターズの2020年ドラフト4位指名となる今川優馬選手が所属する東海大四高校(現・東海大札幌高校)に敗れ、あと一歩で甲子園出場を逃した。

 福原選手は高校卒業後、福島大学に進学すると、1年次からレギュラーとして活躍。南東北大学リーグ1部でベストナインや打点王、ホームラン王などのタイトルを獲得。2018(平成30)年、メジャーリーグベースボール(MLB)のトライアウトを兼ねる「The Power Showcase(ザ・パワーショーケース)」に参加するために、同部に退部届を提出し渡米した。ザ・パワーショーケースには、高校時代に甲子園をかけて戦った今川優馬選手と参加。その様子は、人気ユーチューバー「トクサンTV」でも紹介され、一躍話題の選手となった。2019年5月、米国でプレーするためのビザを取得し渡米。独立リーグのミルウォーキー・ミルクメンとウィンディーシティー・サンダーボルツの2チームに所属し、145打数41安打17打点2本塁打9盗塁 打率2割8分3厘の成績で2019年シーズンを終えた。

 帰国後は、プロ野球独立リーグ四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスに入団し、今年は心機一転、福島レッドホープスに移籍し、2021年のシーズンを迎える。

 福原選手は、徳島インディゴソックスでの1年を振り返り、「焦るあまり、食事や睡眠などを軽視し、トレー二ングや練習に打ち込みすぎて、シーズン中に体調を崩してしまった」と振り返り、「今年は体調管理を徹底し、チームのためにやるべきことをやっていきたい」と話す。移籍で背番号が「9」になったことについては、「徳島で仲良くしていた佐藤靖剛選手と同じ番号。縁を感じるけども、徳島の『9』に負けないように頑張りたい」と話す。

 同チームの岩村明憲監督については、「小学生の時、衛星放送で岩村監督がメジャーリーガーとしてプレーしていたのを見ていた。本当に憧れの存在で、そんな方の下でプレーできるというのは不思議な気持ち」と話す。共に汗を流してプレーしていた伊藤大海選手や今川優馬選手がドラフトで日本ハムファイターズに入団したことを受け、「力のある選手たちなので、プロの世界で活躍するのが楽しみ。自分も追いつけるようにがんばりたい」と力を込める。

 福原選手は「福島は大学時代を過ごした場所でとても親しみがある。東日本大震災から10年、自分のやるべきことは野球だが、いつも福島に恩返しをしたいと考えている。東北の唯一の独立プロ球団として優勝し、福島の方々と喜びを分かち合いたい」と話す。

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