岩内地方文化センター(岩内郡岩内町)西口駐車場で10月31日、「ドライブインシアター」が開催された。主催は岩内青年会議所(岩内JC)。
駐車場などを会場として、外壁に映画を投影し、来場者が自家用車に乗ったまま、FMラジオで音声を受信して映画を鑑賞する同イベント。後志エリアでは初めての試みとなった同イベントに、家族連れを中心にカップルや友人同士など、岩内町や近郊から約60台が来場し、映画を楽しんだ。上映作品は、米国で2018年に公開されたCGアニメ映画作品(日本公開は2019年)で第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞作の「スパイダーマン:スパイダーバース」(日本語吹き替え版)。
当日は天候に恵まれ、17時ごろから同センターの壁面に約800インチの画面が映し出された。上映終了時には、イベントの特性上、大きな歓声はなく、拍手に替えて、各車からライトのパッシングが起こり、映画の興奮を表現した。
家族で来場した岩内町に住む40代の男性は「このコロナ禍の中、子どもたちも楽しそうでよかった。映画のセレクトも良く、大人も楽しめた」と話した。
主催の岩内JCまちづくり委員会委員長の田中章仁さんは「コロナ禍においても、多くの来場者に楽しんでいただけてよかった。新北海道スタイルを遵守したイベントが開催でき、来場者と共に非接触型のイベントが開催できてうれしい」と話した。