小樽市総合博物館本館(小樽市手宮1)・運河館(色内2)が3月24日、館内展示物を中心に小樽の歴史と自然をフェイスブック上で紹介する企画「FB博物館講座」の続編、「続・FB博物館講座」を不定期発信すると発表した。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、再度の臨時休館を受けて企画した。同日、第1回講座として、「続」にかけて、「続縄文(ぞくじょうもん)文化 その1」を投稿。続縄文時代とは、気候などの要因で弥生文化が成立しなかった北海道における時代区分。縄文時代と同じく、狩猟採集生活を仕事の中心とした社会が継続し、北海道独自の歴史が歩み始めた時代とされ、その文化圏は、北はサハリン州(ロシア)から宮城県北部にまで広がっているという。同市には、続縄文時代の遺跡として、「国指定史跡 手宮洞窟」(手宮1)があり、同講座では今後、同史跡を紹介しながら、続縄文文化を解説していく予定。
同館館長の石川直章さんは「少々マニアックな話になるが、博物館の再開までお付き合いいただければ」と話す。
営業再開は4月1日を予定する。