市立小樽図書館（小樽市花園5）が4月3日、昨年作成し市内の各小中学校に配布した「小樽っ子の大好きな30冊（小学生版・中学生版）」をホームページで電子文書として公開した。

児童や学生に「音読」を推奨するキャラクター「潮おんどくん」

　市内の小中学生1411人にアンケートを行い気に入った1冊を紹介してもらい、小学生版・中学生版それぞれ30冊を選定。本のタイトルや作者名などのほか、簡単なあらすじや感想文なども掲載している。児童や学生が興味を持つ本や人気のある本を探す一助となるようにと作成した。併せて、「潮まつり」と音読の取組をイメージしたキャラクター「潮おんどくん」を掲載し、読書時の音読の大切さも児童や学生に伝わるように工夫を施す。

　小学生版では童話や児童文学を中心に低学年、中学年、高学年それぞれ10冊ずつを掲載。市内の実話を元にして書かれた「消防犬ぶん公」など、大人が興味深く読める本も選定。中学生版では数年前に新刊で話題になった「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」「図書館戦争」や世代を超えて読み継がれている「ぼくらの七日間戦争」「時をかける少女」などを選定している。