グランドパーク小樽（小樽市築港）で3月10日、市内の求職者・季節労働者を対象とした「就職個別面談会」が開催される。

　市内の企業の採用担当者に直接、就職相談できる同面談会は、求人難の企業と就職難の求職者のマッチングを図ることを目的に開催。主催は小樽市季節労働者通年雇用促進協議会（TEL 0134-32-4111内線262）。土木・建設業、エコ・リサイクル、食品製造・販売、医療事務・介護サービスなど8社が参加を予定。就労相談コーナーも設け、キャリアカウンセリングも行う。

　同面談会では、近年、「銀たま採用」として注目される中高年労働者の採用への取り組みも後押しする。「銀たま」とは中高年労働者を表現する造語で、人手不足が深刻となった高度経済成長期に重宝された若者たちに対して使われた「金の卵」に対して、40～50代が持つ「いぶし銀のスキル」の「銀」にちなんで名付けられたとされる。現在の採用傾向として、特定の業界や職種に特化した技術や経験に基づいた採用に限らず、中高年労働者の持つ「いぶし銀のスキル」に対する見直しから、新たな雇用の創出が見込まれているという。

　担当者は「中高年から転職や再就職を目指すには、各企業の業務内容に合わせた資格を取得しておくと有利。自分自身にとって本当に必要な資格や経験を、この機会に各企業の採用担当者や指導員に直接相談していただければ」と参加を呼び掛ける。

　開催時間は14時～15時30分。参加無料。問い合わせ・申し込みは同協議会まで。