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学生らが夢のバトンつなぐ、ウイングベイ小樽で「あしなが学生募金」

小樽拠点責任者の山本起也さん

小樽拠点責任者の山本起也さん

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 複合商業施設「ウイングベイ小樽」(小樽市築港)JR側2階入り口で10月26日・27日、第87回あしなが学生募金が行われる。募金活動は、今月19日・20日にも実施され、遺児学生やボランティア学生らが取り組んだ。

今年春の募金活動の様子

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 第87回あしなが学生募金の全額は「あしなが育英会」に寄付され、病気・自死・災害によって親を失ってしまった子どもたちや親が重度の後遺障がいを持ち働くことが困難な家庭の子どもたちの進学のための奨学金として使われる。

 「全国には夢があり進学したくても経済的な理由で断念してしまう学生たちが少なくない」と話すのは、同募金事務局小樽拠点責任者の山本起也さん(小樽商科大学3年)。山本さんは、高校1年生の時に母親を亡くした。当時まだ学生だった兄と妹がいたため、進学したいという漠然とした思いを胸の中にしまい、高校卒業後の就職の準備を始めた。そんな時に同育英会の奨学金の存在を知り、大学を目指す気持ちが後押しされ、家族や先生、友人の協力の末、大学進学を果たしたという。さまざまな理由で親を失い進学を諦める学生たちが、自分と同じようにこの奨学金で希望を持てるようにと、山本さんは忙しい授業や就職活動の合間を縫って募金ボランティアに取り組んでいる。

 募金時間は、各日10時~17時。

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