小樽貴賓館(旧青山別邸)(小樽市祝津3、TEL 0134-24-0024)で現在、「やなせたかしの世界展」が開催されている。
同館は有形登録文化財に指定されている美術豪邸。大正時代に、ニシンで財を成した青山家によって建てられた別荘。約1500坪の敷地内に建設された木造2階建ての家屋で、6畳~15畳の18室で構成される。同館創建90年を記念し、やなせスタジオの企画により同展が実現した。
今年で94歳になるやなせたかしさんは「アンパンマン」の作者として有名だが、童謡「手のひらを太陽に」の作詞家としても知られる。同展では、アクリル画、絵本作品、雑誌「詩とメルヘン」で使われた原画、水彩画、直筆の詩など130点を展示する。
期間中、「『方言詩』を書いて、やなせたかしさんへ贈ろう」「アンパンマンを描こう」などの参加型イベントも開催。「児童の文章や絵画に対する興味を促したい」という。所定の用紙を館内またはホームページからダウンロードし、応募することができる。
開催時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、大人=1,000円、中・高生600円、小人(3歳から小学生)=300円ほか。4月14日まで。