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「薬剤師」もっと身近に-小樽で高校生向けに薬剤師講義、キャッチフレーズづくりも

薬剤師・佐藤一生さんによる講義

薬剤師・佐藤一生さんによる講義

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 小樽・双葉高校(小樽市住ノ江1)で5月30日、キャッチフレーズ考案による地域連携・貢献イベント「薬剤師をもっと身近に!!」の一環として、薬剤師による講義が行われた。

講義について感想を話し合う双葉高校の学生たち

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 同イベントは、小樽薬剤師会と薬学生による学生団体「Pharm*H」、同校の学生、FMおたるが連携し地域貢献を目指すもの。高校生が薬剤師という仕事を知ることで社会貢献について考え、さらに一般の職業の社会的意義について考えるきっかけを得る一方、薬剤師は、薬剤師や薬局の役割を小樽市民へ周知し親近感をもってもらうために、講義した高校生にキャッチフレーズを考案してもらう。

 講義を担当したのは、住ノ江薬局(小樽市住ノ江2)薬局長の佐藤一生(かずお)さん。薬剤師として地域の医療に取り組むだけでなく、東日本大震災発生後には、薬剤師として被災者の医療にも携わった。講義では、薬について気軽に相談できる「かかりつけ」薬剤師の重要性など、あまり知られていない薬剤師の多様な仕事内容について話した。

 聴講した2年生の土屋諒真(りょうま)さんは「薬剤師の仕事について考え方が変わった。訪問服薬指導やスポーツ医療などにおける薬剤師の役割にとても興味を持った」と話した。「東日本大震災で制限された物資や流通の中での薬剤師の役割については、とても考えさせられた。将来は薬剤師のように社会に貢献できる仕事がしたい」とも。

 学生の考案したキャッチフレーズは、コンテスト形式で審査され、優秀作品はポスターとして市内の薬局約80店で掲出される予定。

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