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小樽で「北前船」パネル展 加賀と小樽の歴史的つながりを紹介

パネル展会場の様子

パネル展会場の様子

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 ウイングベイ小樽(小樽市築港)5番街2 階で3月19日、パネル展「北前船~加賀と小樽のつながり~」が始まった。主催は小樽商科大学グローカルプロジェクト。

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 同大学の地域志向型研究プロジェクトの一環として2017(平成29)年度から実施している加賀市での資料調査の成果などを12枚の展示パネルで紹介する同展。同展に関連する資料の配付やアンケートも同時に実施する。

 同大学の高野宏康さんによると、小樽は北前船寄港地として発展した歴史を持ち、2018(平成30)年に日本遺産「北前船」として認定を受けた。全国屈指の北前船主集落がある加賀市とのつながりが深いという。明治以降、加賀の北前船主は次々に小樽に進出して支店を開設。営業倉庫業や海運業などを展開した。同市の日本遺産構成文化財に認定されている旧北浜地区倉庫群の5件の倉庫群のうち4件の倉庫群を加賀市出身の北前船主が建てたという。

 高野さんは「今回のパネル展は、小樽と加賀の北前船によるつながりをテーマにした初の展示。小樽では入手困難な加賀の船主集落に関するリーフレットなど学術的に興味深いものから加賀の観光やグルメを紹介するものまでさまざまな資料を配付しているので、立ち寄ってもらえれば」と呼びかける。

 入場無料。4月2日まで。

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