小樽築港ウエルネスプロジェクト委員会が現在、メンバーを募集している。
道内最大の複合商業施設「ウイングベイ小樽」を運営する「小樽ベイシティ開発」と済生会小樽病院などを経営する「北海道済生会」(以上、小樽市築港)を中心に、地域の企業や大学が参画し行政や各種団体と連携する同実行委員会。2020年7月に「小樽ベイシティ開発」と「北海道済生会」で協定書を締結した「小樽築港地区におけるウエルネスタウン構築に関する協定」の下、具体的な事業を設計して推進・実行することを目指す。
事業構想の核となるのは、病気を治療する「病院」ではなく、地域のさまざまな人や団体、機能を有効利用して、地域の人々に豊かで健康的なライフスタイルを提案する「未病院」という考え方。同委員会は小樽築港エリアに物理的な建物などにとどまらない、小樽の人々の体や心の健康、人と人との「絆」などの「機能」が集積する「未病院」を小樽築港エリアに創出するとしている。
小樽ベイシティ開発社長の橋本茂樹さんは「地域ヘルスケアを担う病院やスポーツ施設や介護施設をはじめ、さまざまな関係者と共創していきたい。2022年3月には、地域に暮らす親子三世代の縦のつながりと、地域内外の学校や企業、団体の横のつながりの二本を柱とした事業計画を策定していく」と話す。
同委員会では今後、講演会、ワークショップ、調査などを経て、3月末までに事業計画を決める予定。
募集メンバーは、人や団体、企業などが対象。募集はオンライン上の応募フォームで受け付ける。