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小樽で水産の専門家ら招きシンポジウム 祝津産ホタテ「おタテ」でまちづくり

小樽祝津のホタテ漁

小樽祝津のホタテ漁

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 小樽経済センター(小樽市稲穂2)7階大ホールで12月11日、小樽まちづくりシンポジウム「『おタテ』による小樽活性化の可能性」が行われる。主催は小樽ホタテブランド化推進プロジェクト実行委員会。

申し込み方法

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 当日は、「小樽祝津産ホタテの6次産業化を目指して」をテーマに、北海道立総合研究機構水産研究本部企画調整部専門研究員の宮園章さんによる基調講演「北海道のホタテガイと養殖漁業について」を行うほか、小樽の水産業に関係する専門家5人によるパネルディスカッションを行う。

 同実行委員会によると、小樽祝津地区は1982(昭和57)年、ホタテ養殖の事業化に成功し、現在は漁獲量・漁獲高ともに小樽の漁業をリードする存在となっている。一方、ほかのホタテ産地への稚貝出荷が中心のため、地元で消費される機会は少なく、小樽がホタテの一大産地としての認識はされていないのが現状という。同実行委員会では、小樽産ホタテを「おタテ」としてブランド化していく事業が令和3年度観光庁域内連携促進事業に採択されたことをきっかけに、「おタテ飲食店フェア」や動画などによる情報発信事業など、現在さまざまな取り組みを行っている。

 同実行委員会事業推進ディレクターで小樽商科大学グローカル戦略推進センター学術研究員の高野宏康さんは「専門家などを招き、小樽祝津産ホタテの特徴と魅力、特にホタテ養殖漁業の歴史と現状などを解説する。『おタテ』の販売提供体制整備や情報発信など、観光資源としての活用の可能性にも言及していきたい」と話す。

 開催時間は16時~17時30分。定員は80人(要事前申し込み)。入場無料。来場者には「おタテ水産加工品」を進呈する。

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