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小樽文学館で企画展「ガリ版の時代」 貴重な資料展示に体験コーナーも

企画展の様子

企画展の様子

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 市立小樽文学館(小樽市色内1)で2月6日、企画展「あの頃の小樽 ガリ版の時代 手作り雑誌印刷ツール史展」が始まった。

ガリ版体験コーナー

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 明治・大正期の文学青年たちが、清書した原稿をとじて表紙を付けたものを回し読みした回覧雑誌に始まり、ガリ版や和文タイプライター、ワープロ専用機など、文字文化を伝える方法の変遷を紹介する同展。

 日本で初めての文芸同人誌とされる「我楽多文庫」、小林多喜二自筆稿本「生れ出づる子ら」「疑惑と開拓」、庁立小樽中学(現在の小樽潮陵高校)の伊藤整らが作った雑誌「踏絵」などに関する資料と解説、小樽出身のSF作家・荒巻義雄さんの寄贈資料などで、同人誌の現在に至る過去の変遷を展示する。

 そのほか、日本タイプライター(現在のキヤノンセミコンダクターエクィップメント)の和文タイプライターとさまざまなメーカー、年代のワープロ専用機、ガリ版道具を展示するほか、実際に謄写版や鉄筆を使ってガリ版印刷を体験できるコーナーも設置する。

 開館時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、大人=300円、高校生・市内高齢者=150円、中学生以下無料。期間内の休館日は月曜と2月12日、2月24日、3月23日。3月28日まで。新型コロナウイルス感染症対策で、マスクの着用や検温、展示品に触れる前の手指消毒が必要。

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