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小樽市総合博物館運河館で「小樽八景・八名所」展 観光黎明期の小樽、資料で振り返る

展示の様子

展示の様子

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 小樽市総合博物館運河館(小樽市色内2)第1展示室で現在、「魅力再発見!小樽八景・八名所」が開催されている。

小樽の風景

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 1950年代に選定された「小樽八景」と「小樽八名所」を題材にし、貴重な資料を通じて小樽の魅力を再発見するという同展。

 「小樽と観光」では、1952(昭和27)年、北海道新聞に2回にわたって掲載された同タイトルの座談会記事を展示。当時の安達与五郎市長をはじめとする市役所の担当者や中央バス、国鉄(現JR)、日本交通公社(現JTB)の小樽の担当者や観光関係団体の代表や担当者などが参加し、当時の小樽観光の現状や課題を紙面で話し合う。当時の観光客数の少なさや名物や名所不足という問題点が挙げる一方、「運河のまち」小樽につながる、産業観光の可能性などを打ち出す、当時の安達市長の発言など、興味深い内容となっている。

 「小樽八景」と「小樽八名所」のコーナーでは、「小樽八景」を打ち出した、1952(昭和27)年に小樽観光協会が発行した「港おたる」と「小樽八名所」を投票で決めた北海タイムスの記事を展示。八景と八名所の違いや当時の写真と現在の写真などを展示し、観覧者を楽しませるように工夫されている。

 開館時間は9時30分~17時。入館料は、大人=300円、子ども(中学生以下)無料ほか。4月22日まで。

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