小樽青年会議所が6月13日・14日、おたるマリン広場(小樽市港町)で新型コロナ対策イベント「ドライブスルーでする~?」を開催する。
地元飲食店のテークアウト商品をドライブスルーで販売する同イベント。期間中、小樽市内の飲食店14店が12ブースを設けて料理を提供。来場客は車から降車せずに商品を購入する。
新型コロナウイルス感染拡大を受け、売り上げ減少に苦しむ飲食店の支援策として、同会議所が企画し実現にこぎ着けた。同市では初の試みとなるイベントに、飲食店のPRや新たな販売形式として今回参加しなかった飲食店にも波及効果があるのではと、同会議所は期待を寄せる。
イベント当日は、来場客の感染リスク軽減だけでなく、参加店や運営側の感染リスク軽減も図る。同会議所と飲食店との出店交渉は、すべて電話やメール、ウェブ上で行い、出店決定後の飲食店との運営会議などもウェブ上で進められた。両者はイベント当日まで直接会うことはないという。
同会議所交流委員会委員長の林大喬さんは「緊急事態宣言解除後も飲食店は厳しい状況。この企画を通じて、飲食店とお客さんとの再会の場、出会いの場になれば。アフターコロナ、ウィズコロナといわれる昨今、新しい生活様式を模索しながらコロナ以前の人と人とのつながりも大切にしていただければ」と話す。
参加店は、「おたる政寿司」「寿司和食しかま」「BETSUBARA」(以上、花園1)「たじぺい」「まる翔」「串焼大将」「もっきり荘&肉バル酒場 肉BANARE」(以上、花園3)「小樽大仁門朝里店」(新光1)「港町イタリアン ガバチョ!!」(築港)「日本橋」(稲穂1)「タケダのザンギ×味処かまわぬコラボ」(堺町、花園1)「小樽ポセイ丼」(堺町)。
開催時間は11時~14時。広場へのアクセスは左折方向からのみ。徒歩、自転車、バイクなどでの来場禁止。商品の販売予約はイベント前日まで、各店で事前に受け付けている。