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小樽商大生、クルーズ客船の外国人乗船客をもてなすプロジェクト進行中

プロジェクトに取り組む学生グループ

プロジェクトに取り組む学生グループ

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 小樽港に入港するクルーズ客船の外国人乗船客向けに英語版観光マップを作成するプロジェクトが現在、小樽商科大学(小樽市緑3)の学生グループによって進められている。

ミーティングの様子

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 同市は現在、クルーズ客船誘致による観光振興・産業振興に力を入れており、2014年には41回の寄港実績がある。しかし、クルーズ客船が停泊する勝納ふ頭から市中心部へのアクセスが一目で分かる英語マップがなく、外国人観光客に対するサービスの向上を図る必要性が生じる中、同大の学生に白羽の矢が立った。同グループは、中国、韓国、フランスからの留学生を含む9人により構成。同大の井上典子准教授の呼び掛けにより学生有志が集まり、昨年10月からマップ作りに取り組んでいる。

 停泊中の乗船客を市中心部に呼び込むことを目的に、留学生の視点も生かして、交通機関のルートや乗車方法、マップ内の英語表記などに工夫を凝らす。1月と2月には、同市を訪れた外国人観光客らにアンケートを行い、現在も新学期前の閑散とした構内でミーティングを重ね、盛り込む情報やレイアウトを精査。3月入稿、4月の発行を目指している。

 「外国人観光客向けのガイドブックやパンフレットは多いけれども、クルーズ客船で小樽を訪れる観光客を1冊で満足させるものはなかったのでは」と話すのは、同プロジェクト学生代表の佐々木ちひろさん。「時間は限られているが、アンケートや調査の結果、留学生の視点なども生かしながら、観光客もガイドも、この1枚で小樽を満喫できるというものを作り上げたい」とも。フランスからの留学生・エリザ・リソさんは「このプロジェクトに参加し、日本語によるミーティングの仕方を学び、多くの友人をつくることができた。温かく迎え入れてくれた小樽や人々のためにも、『Perfect map』を完成させたい」と意気込みを語った。

 同プロジェクトは、文部科学省の「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に採択された同校のプログラム「地域と共創する北海道経済活性化モデルと人材育成」の一環。同大では、本事業の趣旨である地域を志向した教育研究の推進につながる研究活動を広く学内公募し、「地域志向教育研究経費」として研究費を助成している。

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