小樽・運河公園（小樽市色内3）で8月19日、仏教行事「第15回おぼん万灯会（まんとうえ）」が開催される。

　今年で15回目となる同行事は、万灯に明かりをともし蓮華（れんげ）灯を同園の噴水に浮かべる「おぼん万灯会大法要」をメーン行事とする。昨年は万灯約6000基と蓮華灯約200基が浮かべられた。そのほか、各宗派による読経や縁日、大道芸、和太鼓演奏などのステージショーも予定。

　万灯会は祈願や滅罪のために行われ、日本書紀にもその記述が確認される古い法要。お盆の時期に行われる万灯会としては奈良の「東大寺万灯会」が有名。同市の「おぼん万灯会」を主催する小樽佛教会担当者は「『いのちたいせつ』を基本テーマとし、命の大切さを伝えながら市民が楽しめる行事にしていきたい」としている。

　蓮華灯は当日、会場入り口テントで販売予定。200基限定で、1基2,000円。同大法要で流してもらうことができる。問い合わせは、小樽典礼（TEL 0134-27-1801）まで。