小樽市内各所で現在、「第48回おたる潮まつり」（7月25日～27日）の開催に向けた準備や広報活動、「潮踊り」の稽古などが、ボランティアらにより進められている。

　まちぐるみで市民が一体となって楽しめ、小樽の特異性を生かし長期的な発展を期することができる行事として始められた同イベント。今年で48回目となり、名実ともに同市最大のイベントとなっている。同祭のタイトルとなっている「潮」は、海に育ち、海に生きる同市民の燃えるような意気と気概を「潮」のしぶきのイメージで表現し、躍進する郷土の明日のために考案された名称だという。

　開催が間近に迫った現在、市内では、日本舞踊藤間流扇玉会・藤間扇玉さんの指導による「潮踊り おけいこ会」が3回にわたり行われたほか、ミス潮（ミスおたる）や同祭実行委員会、潮太鼓保存会、おたる運がっぱらによるPR活動などが市内外で行われている。

　運河プラザ（小樽市色内2）で7月19日、小樽青年会議所メンバーが「おたる潮まつり　うちわデザインコンテスト」応募作品約1400本を掲示した。小学生と中学生を対象とし、潮まつりにちなんだデザインをうちわに施す同コンテスト。最優秀作品は来年開催予定の同祭の配布されるうちわとして採用されるため、力の入った作品が多く見られた。応募作品は同祭期間中、同所で展示するほか、入選者は同祭中央ステージで表彰する予定。

　入場無料。イベントスケジュールなどはホームページで確認できる。