小樽市立花園小学校(小樽市花園5)で11月15日、盲導犬利用者と盲導犬を招き、児童58人が盲導犬について学習した。
総合的な学習の一環として行われた同体験授業は、「やさしいまちとは?」をテーマに豊かな心と思いやりを育むことを目的とし、「アイマスク体験」に引き続き行われたもので、同校5年生2クラス58人が参加した。児童らは盲導犬利用者・本間尤子さんと夫の俊三郎さんから、盲導犬の歴史や訓練方法、盲導犬使用者や盲導犬の利用を希望する視覚障がい者が抱えている問題点などについて学んだ。
児童らは、盲導犬の役割や基本的な仕事、盲導犬の誕生から引退までの生活、盲導犬に向かなかった犬のキャリアチェンジなどの話に興味を示し、尤子さんと俊三郎さんの話に聞き入った。
尤子さんは「皆さんがいつかどこかで盲導犬に出会ったとき、今日、お話ししたことを思い出し、優しく見守ってほしい」と話した。最後に感想を述べた児童は「盲導犬のお話を聞けてともよかった。今後、まちで盲導犬に出会ったときに、今日の話を思い出したい」と話した。
盲導犬には声を掛けたり触ったりしてはいけないが、同日、児童らは本間さんの特別な計らいの下、授業の最後に盲導犬「ビジュ号」と特別に接し、頭などをなでたりして喜んだ。