小樽・茨木家中出張番屋(小樽市祝津3)で9月7日、食育プログラム「第1回祝津まるごと体験プログラム『週末食育番屋』」が開催される。主催は「おたる祝津たなげ会」(TEL 0134-26-6160)。
親子で参加できる同イベントは、「そだてる。とる。つくる。たべる。」をテーマにした祝津の自然と歴史、風土を背景とした食育プログラム。子どもたちがカニ釣りやツブ採りなどの磯遊びをした後、地元の人たちと同地で昔から食べられている料理を作って食べる構成。当日は、海水でゆでる季節野菜や磯遊びで採れたものを使った「とれたものみそ汁」、「漁師の冷やめし」などを調理する予定。
茨木家中出張(なかでばり)番屋は同地の網元・茨木家が明治期に漁民の住宅として建てた建造物で、祝津ニシン漁場の歴史的町並みを形成する重要な建物の一つ。腐朽が進み崩壊寸前だったが、所有者や町民をはじめ、行政・関係業界・関係機関の協力のもと、2010年に修復された。現在、一般公開されているだけでなく、町民のコミュニティーを形成する場としての活用・維持が期待されている。
開催時間は13時~18時。子ども(4歳~小学生)=2,500円(2人目以降1人500円)、大人=500円。親子での参加のみ受け付ける。申し込みは同会まで。