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赤井川村で中学生が田植え体験-泥まみれで「食」学ぶ

太陽の下で田植え作業をする学生たち

太陽の下で田植え作業をする学生たち

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 余市郡赤井川村の石川農園の水田で6月5日、札幌市立東月寒中学校生徒による農業体験実習が行われた。同校の2年生5学級182人が田植えを体験した。

かかしと田植え作業後の水田

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 同村で村外の教育機関が田植え体験をするのは初めての試み。村役場や農協、村内の農家の協力により実現したという。生徒らはバスで水田近くに到着すると、同園の石川隼人さんの説明を熱心に聞き入り、農業体験に臨んだ。ほとんどの学生にとって初めての田植え体験となり緊張した面持ちだったが、水田の中に入ると笑顔を見せながらも真剣に作業に取り組んだ。

 新おたる農業協同組合(JA新おたる)赤井川事業所水稲部会の松澤彰さんは「天候も味方し、絶好の田植え日和となった。少年期だからこそ食に対する理解を深めてほしい」と話した。「日本人の米離れが叫ばれる今、田植えを通じて米や食の大切さを考えてもらえれば」とも。

 学生によって植えられた稲は、写真などによって成長過程が学生に伝えられ、収穫後は石川さんによって学校に運ばれ、あらためて稲作についての講義をするという。

 石川農園で収穫された米は玄米のまま、丸い遠藤商店(小樽市豊川町)で販売され、その場で精米できる。

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