小樽市議事堂で1月8日、世界的音楽家の今井信子さんと今井さんからレッスンを受けたビオラ奏者によるアンサブル「小樽市議事堂コンサート2013」が行われた。
NPO法人「小樽・朝里のまちづくりの会」が主催する「ビオラ・マスタークラス」の発表会の一環で開催された同コンサート。同クラス受講者は今井信子さんの面接オーディションによって選ばれ、小樽の大自然の中で集中レッスンと発表会をこなす。その目的について、「参加した受講者の演奏技術の向上だけでなく、開催された地域の音楽文化へも多大な刺激と恵みをもたらす」と主催者は期待する。
当日は、バルトークの「44の二重奏曲」より数曲、J.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」より抜粋、ハルボルセンの「ヘンデルの主題によるパッサカリア」、そして、マスカーニの「カバレリア・ルスティカーナ」から間奏曲が演奏された。予定されていた曲目の演奏が終わると場内から拍手が湧き上がり、今井さんの計らいにより、アンコール曲で宇宙戦艦ヤマトのエンディングテーマが演奏され、場内はさらに盛り上がりを見せた。
コンサートに先立ち、今井さんの「小樽ふれあい観光大使」任命式も行われ、小樽観光協会の谷口美津江会長から委任状が手渡された。