小樽のそば店「藪半」（小樽市稲穂2、TEL 0134-33-1212）が現在、期間限定メニュー「ニシン群来（くき）そば」を提供している。

文庫本をイメージしたメニュー

　群来とは、産卵期のニシンが大群で海岸の浅瀬に押し寄せ産卵し海が乳白色に染まる現象。今年最初の群来が1月下旬に祝津（しゅくつ）漁港で確認されて以来、市内の海岸で数回確認されている。複数の漁業関係者によると、今年は例年以上の漁獲高となり、来年以降のニシン漁にも期待が高まっているという。

　同メニューはニシン漁の盛り上がりを受け、群来が始まる2月からニシン漁が終了する3月まで提供している。麺は小樽産のそば粉を使い、トッピングはメーンとなる甘辛く煮つけられたニシンをはじめ、とろろ昆布や数の子など群来をイメージして盛り付けている。そのほかの材料も小樽産または北海道産のものを使用。2種類の麺から選ぶことができ、ニシン群来そば・地物粉（1,500円）、並粉（ブレンド粉）（1,350円）の2種を用意する。3月24日より、青柳（やぎ）貝を使った特別メニュー「あられそば」の提供も予定。

　営業時間は11時～20時30分（16時～16時30分は準備中）。火曜定休。