小樽のインスタントラーメン専門店「アニ麺」(小樽市入船1)がオープンから3カ月を迎えた。
「アニメとコラボしたラーメン店」をコンセプトとする同店は、昨年11月に開店。アニメのポップやぬいぐるみ、フィギュアで装飾された約8坪の店内に、日本全国のご当地インスタントラーメン約200種類が並ぶ。商品は、国内約50社の製造業者から直接仕入れているという。運営は、海産物の卸売業や輸出事業を手掛ける北海道スタイル。
「世界で年間100億食消費されているともいわれるインスタントラーメン。当面の目標は、日本が誇る『乾麺』の技術で作られた全国のご当地ラーメンをアジアマーケットに輸出すること」と話すのは、同社代表の石井秀幸さん。「日本の文化である『アニメ』と日本が誇る技術『乾麺』をコラボレーションさせ、海外から来る観光客に目に留まらせる。海外でのSNSの浸透度は日本以上なので、商品や店舗の写真をアップロードし拡散してもらえる」と自信を見せる。「最終的には、それぞれのご当地インスタントラーメンを食べた海外の人々が、ぜひ、その土地を訪れてみたいと思ってもらえるようになればうれしい」とも。
同社では、同店のフランチャイズ展開も計画中。現在、アジア地域からの問い合わせがあり、3月には中国の大連で現地企業による運営の下、フランチャイズ店がオープンする予定だという。
営業時間は10時~18時。