絵本・児童文学研究センター（小樽市色内1、TEL 0134-27-0513）が現在、5月に開講する「大人のための児童文化講座」第26期生を募集している。

　生涯学習の一環として多様な児童文化の世界を探る同講座は、全54講座を2年半で学ぶ構成。今までに2000人以上が受講したという同センター会員の年齢構成は20～80代と幅広く、同センターで受講する受講会員だけでなくDVDで学ぶ通信会員も募集する。

　同講座の特徴の一つは心理学や哲学的観点を取り入れていること。22講座で構成される基礎編では、児童の成長過程と児童文学の関わり、グリム民謡や日本児童文学などの歴史と児童観を中心に学ぶ。応用編ではそれぞれの作品群や個別の作品について学び、理解を深めていけるように工夫されている。

　講師は同センター理事長兼所長、児童文学ファンタジー大賞選考副委員長などを務める工藤左千夫さんほか、児童図書相談士1級の久保田知恵子さんと宇野ちとせさんが担当する。同一講座が午前・夜間・日曜に行われ、受講生が出席しやすく構成されているのも特徴。

　募集期間は4月25日まで（定員に達し次第終了）。入会金は6,000円。月会費は受講会員＝4,000円、通信会員＝9,200円。テキスト料金が別途かかる。問い合わせは同センターまたはホームページで受け付ける。