小樽市総合博物館本館(小樽市手宮1)で12月21日、企画展 「みる・よむ・あそぶ・かんがえる 古くて新しい錦絵の世界」が始まった。
幕末から明治期の錦絵を使い、錦絵が当時の生活の中で果たした役割を考える同展。46点の江戸から明治にかけての錦絵を通して、当時の社会や風俗を紹介する。
展示室には錦絵に関するクイズや塗り絵、「きせかえカツラ」なども用意し、児童も興味を持てるように工夫を凝らす。東本願寺の布教に使われた錦絵を展示する「錦絵の中の後志(しりべし)」や、想像上の島・蝦夷ヶ千島(えぞがちしま)を舞台にした源義経を描いた錦絵などを展示する「義経は来たのか?」など、興味を引くようなテーマに分類し展示している。
開館時間は9時30分~17時。火曜(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月3日休館。入館料は、大人=300円(冬期)、小人(中学生以下)無料ほか。来年3月16日まで。