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小樽・手宮っ子の「6月10日」、悠久の歴史に区切り-手宮祭り、来年度から日程変更

迫力ある百人神輿の様子

迫力ある百人神輿の様子

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 小樽稲荷神社(小樽市末広)例大祭「手宮祭り」が6月9日~11日、開催された。縁日や海上神輿(みこし)渡御などの行事が手宮地区各所で催され、多くの人でにぎわった。

小樽稲荷神社宮司の木村文彦さん

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 小樽稲荷神社は1690年、現在の手宮辺りのニシン漁場を管理していた近江商人によって創祀(そうし)されたとされる。数度の神殿の改築と移転を経て、1909(明治42)年の大火災の際に現在地に移転改築され、1910(明治43)年に竣工遷座。創祀日の6月10日は例祭日とされ、戦中・戦後の混乱期においても地域住民の協力により祭祀を執り行い、手宮地区の人々にとって特別な日となっている。

 長年にわたり、例祭日の前後1日ずつを合わせた3日間を例大祭としているが、同社評議委員会や同祭実行委員会などとの協議の結果、来年度からは6月の第2土曜日を中日とした3日間に同祭を開催することが決まっている。

 「神社にとっても、手宮の人々にとっても、6月9日・10日・11日は何代にもわたって受け継いできた特別な3日間。その日程を変えてまで週末開催に踏み切るのは、単なる集客目的ではなく、新たな時代に向けてこの地域を盛り上げていきたいから」と宮司の木村文彦さん。「生まれ育った町のために何かしたいという気持ちがあっても、何をすればいいのかわからないという人がほとんど。まず祭りに参加し、家族や古い友人に会う。それが第一歩。近い将来、6月第2週末が、正月やお盆のように、広い世界で活躍している手宮っ子が地元に里帰りする日になれば、歴史ある『6月10日』に一区切りつける意味は十分にあるのでは」とも。

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