小樽に5月23日、モダンフレンチレストラン「小樽マルイチ後藤商店」(小樽市色内1、TEL 0134-24-7207)がオープンした。
1階は25坪のエントランス・ウエディングスペースで、2階レストラン部分は33坪のスペースに40席を用意する。建物は1920(大正9)年建築の小樽市指定歴史的建造物「旧塚本商店」を改装。札幌のTAO建築設計によるデザインで、小樽の福島工務店が施工した。現ゼネラルマネージャー(GM)の大澤幕(ばく)さんをプランナーとした50人以上のスタッフで、コンセプト設定や店舗選定などの構想からオープンまで2年以上の月日を費やしたという。
ランチはビュッフェ、ディナーはコース料理を提供。料理は素材に「こだわり」を見せ、技法にこだわらず素材を生かす調理法でフレンチを表現するという。ビュッフェでは、「サプライズの一品」を用意し、7月3日までは伊勢エビを使った北海道らしい料理を提供する。ランチは1,890円~、ディナーは2,400円~。
GMの大澤さんは米国の大学で美術を学んだ後、現地でデザインやレストランサービスの仕事に従事。小樽を活性化したいという思いを持つオーナーと出会い、同店立ち上げをプランナーとして指揮した。同建物に出合ったときには「これだ」という直感があったという。「小樽という立地とこの建物を生かし、『後藤商店』というブランドを構築していきたい」と話し、現在はウエディングパーティーや精進料理の計画も進めているという。「今後は小樽のお客さまだけではなく、市外や道外、海外のお客さまにもお越しいただけるようなレストランにしていきたい」とも。
営業時間は、ランチ11時~14時、ディナーは17時30分~23時。月曜定休(月曜が祝日の場合は火曜定休)。