小樽商科大学3年の山角勇介さんが12月4日・5日、小田原アリーナ(神奈川県小田原市)で開催される第28回スポーツチャンバラ全日本学生選手権大会に出場する。
日本スポーツチャンバラ学生連盟が主催する同大会には全国54大学340人の大学生が出場する。大会は「型の部」、「打突の部」、「グランドチャンピオン戦の部」の3部で構成する。
山角さんが同競技を始めたのは昨年9月。第27回スポーツチャンバラ全日本学生選手権大会新人戦でグランドチャンピオンに輝き、8月の北海道予選大会を経て今大会への出場を決めた。山角さんによると、小樽商科大にはスポーツチャンバラのサークルや部がないため、普段は北海道大学のスポーツチャンバラサークルで練習しているという。
札幌出身で中学から剣道を始めたという山角さんは高校進学時、剣道を続けることも考えたが、「なぎなたで使う長刀(ちょうとう)がかっこいい」と、道内でも珍しい「なぎなた部」がある札幌国際情報高校に進学。なぎなたを始めた。3年時は副部長を務め、部をまとめながらも個人で全国大会に出場。3位の成績を収めた。大学3年の今年は個人で全国大会3位の成績を残している。
山角さんは「コロナ禍で緊張感のある中、大会が開催されることに本当に感謝している。自分自身も感染拡大に細心の注意を払いながら優勝を目指して頑張りたい。スポーツチャンバラはまだまだマイナースポーツの域を出ないので、将来的には競技普及などにも携わっていきたい」と意欲を見せる。
大会当日は大学スポーツ協会(UNIVAS)ウェブサイトで試合のライブ中継を行う。