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小樽のコンビニで防犯訓練-強盗など防犯対策強化へ

犯人役の警察官と本物のコンビニ店員

犯人役の警察官と本物のコンビニ店員

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 セブン-イレブン小樽信香店で5月16日、防犯訓練が実施された。主催は小樽警察署 刑事・生活安全課。

犯人役の警官が防犯道具「さすまた」を紹介

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 訓練は、小樽地区でコンビニなどを狙った強盗事件が多発していることを受け、セブン-イレブンと同警察署が合同で実施。コンビニ強盗を想定し、店員が事件発生時の対応の実践やカラーボール(中に特殊染料の入った防犯用のボール)の投てきなどを行った。

 強盗役は警官、店員役は同店の店員たちが務めた。強盗役が店内に押し入る場面では店舗運営を停止。強盗役が逃走の際には、店員が実際にカラーボールを投げた。別の店員は警察に通報し、警察は店に2人の警官を向かわせるとともに、緊急配備を敷き犯人を追った。到着した警察官は、店員に犯人の特徴などを質問し店での防犯訓練は終了した。

 この日は市内の同コンビニチェーン18店舗の関係者が訓練を見学し、その後行われた警察署による防犯講習会に参加した。講習会では、入店者への声掛けや店舗作りが及ぼす防犯効果や実際に犯罪に巻き込まれた際の対応方法、犯人の特徴の覚え方などを紹介した。

 講習会に参加したセブン-イレブン小樽桜町店店長の前田英一さんは「今日の防犯訓練と講習会で学んだことを、早急に店舗スタッフに伝えたい。スタッフが安心して働ける環境づくりとおのおのの防犯意識を醸成することが、店舗だけでなく地域の治安維持にもつながると思う」と話した。

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