グランドパーク小樽(小樽市築港)が6月3日、飼い犬と一緒に宿泊できるプラン「ドッグフレンドリールーム」の予約受け付けを始めた。
利用者が飼い犬と一緒にホテルに宿泊できる同プラン。特別デスクでのチェックインは宿泊犬も手続きが必要で、署名に替えて肉球スタンプを宿泊登録フォームに押す。客室は32平方メートルの海側の部屋。犬用のアメニティーとして持ち帰り可能なペットシート(3枚)、撥水(はっすい)シート(1枚)、散歩用ごみ袋(2枚)、鹿肉ジャーキーを用意するほか、備え付け備品として、犬用の食事用ボウルや専用ごみ箱、消臭剤を完備する。
飼い犬と共に館内を移動する際は、ゲージやカート、キャリーバッグなどに入れることが必須。宿泊に際し、飼い犬の有効なワクチン注射の接種証明書と狂犬病予防注射済証のコピーが必要など、利用規約に定められている。
同ホテルによると、犬と日常生活の多くの時間を共にする愛犬家が増加している中、犬がいるだけで行動範囲が狭くなり、旅行も控えているドッグオーナーがいるという背景を受け、導入を決めたという。ペット向けの情報やサービスが充実し、各ドッグオーナーが飼い犬に対するしつけなど人間と犬との共存に向け努力しているという社会的状況もあり、一定のルールを設けることでホテルでの受け入れが可能と判断したという。
料金は1泊朝食付きで1人1室利用=2万2,380円~、2人1室利用=2万4,800円~ほか。犬は1室当たり2頭まで(30キロ以上の犬は1室1頭)。犬用の食事は1,500円で宿泊日の3日前までの予約が必要。