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余市で好みの酒類を海底熟成 クラウドファンディングで、海の幸も返礼品に

海底熟成の様子

海底熟成の様子

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 北海道海洋熟成(札幌市中央区)は現在、海の底で好みの酒類を沈め熟成させる「北海道海底熟成プロジェクト in 余市」を進めている。8月ごろに海底熟成を始める予定。

余市港

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 事業のきっかけは、同社社長の本間一慶さんが約10年前に耳にした「沈没船から引き揚げられたシャンパンが海底で熟成され、高値で取引された」というニュース。「実際に自身で味わってみたい」という思いから、海底熟成のプロジェクトを立ち上げたという。

 クラウドファンディングで出資を募り、出資者の好みの酒類を海底熟成し、1年後にその酒と共に、同じ海域で取れた魚介類を届ける。同社によると、酒の海底熟成は海中の波動により変化の仕方が異なるため、海域によって独自の熟成が進行するという。

 同社は、「BAR一慶」(札幌市中央区)オーナーバーテンダーの本間さんが昨年5月に創業。「海の力を借りてさまざまな『モノ』を熟成する」北海道初の専門会社。海底や船上で、ウイスキーやブランデー、ジン、ワイン、シャンパンなどの酒類やしょうゆやみりんなどの調味料、チーズや肉類などの食材まで、さまざまな食材の海底熟成に取り組んでいる。海底熟成は、厚岸やサロマ湖、能取湖、知床、知内、木古内の6海域にて既に実施中で、今後は積丹町や新ひだか町、江差町での実施も予定する。

 出資金は1,100円からで、好みの酒類を熟成できる権利は1万3,200円~。締め切りは5月27日。返礼品は2022年9月発送予定。

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