小樽芸術村「旧三井銀行小樽支店」(小樽市色内1)で4月29日、企画展「小磯良平のスケッチブック」が始まった。
同展では、同館が所蔵する小磯良平(1903-1988)が残した女性像や雑誌や新聞の小説挿絵の下絵など、今回が初公開となる素描作品約100点を紹介する。
同館によると、小磯良平は日本近代洋画を代表する画家の一人で、西洋絵画の伝統に学び、卓越した描写力による優美でモダンな作風で多くの人々を魅了。優れた素描家としても知られた小磯良平は「常日頃、素描することが私の仕事」と考え、生涯にわたって素描に取り組み続けたという。
開館時間は9時30分~17時(最終入場16時30分)。観覧料は、一般=500円、学生=300円、高校生=200円、中学生以下無料。6月27日まで。
関連企画として、小樽芸術村「旧荒田商会」(色内1)2階で5月15日(14時~14時40分)と6月15日(11時~11時40分)、担当学芸員が同展を紹介するサロントークも実施。予約制で、各回定員10人。電話とメールで受け付ける。料金は同展のチケット提示で無料。
期間中、小樽芸術村「似鳥美術館」(色内1)2階でトピック展「小磯良平のスケッチブックin似鳥美術館」も開催。別途観覧料が必要。