ルスツリゾート(留寿都村)が今年9月で40周年を迎える。
同施設は加森観光(札幌市中央区)が運営する複合リゾート。スキー場や遊園地、ゴルフ場、宿泊施設、入浴施設など、通年型の体験型観光を提供する。1981(昭和56)年、同地でディスコと託児室を備えた「大和ルスツスキー場」の運営を始めると、その翌年、「ルスツ高原」に改称し、全天候型テニスコートを増設。1983(昭和58)年、遊器具43機種をそろえた遊園地「ルスツ高原カントリーランド」をオープンし、プールやキャンプ場、ホテルの営業も始めた。その後、1989(平成元)年に「ルスツリゾート」に改称するまで、遊器具やホテルの増設、ゴルフ場のオープンなど業務を拡大した。
1990年代に入ると、遊器具やスキー場、ゴルフ場、ホテル事業をさらに拡大し、「コンベンションホール」「モノレール」などの新規事業も開始。2000年代には、20周年を迎え、総面積1500ヘクタール、年間利用者150万人を達成。幅広い世代に合わせ、さらに事業を拡大した。2010年代には、アンチエイジングや教育観光などにも本格的に着手するほか、「ワールド・スキー・アワード」など、海外の評価機関から高い評価を受けるなど、地域と共に発展し、40周年を迎える。
現在、40周年を記念したキャンペーンを展開している。「もっと、ルスツを知る!クイズキャンペーン」は、同施設に関するクイズ5問を出題し、全問正解者の中から抽選で250組1000人に同施設のホテル宿泊券を進呈する(5月31日まで)。併せて、ホームページで40年の歴史を振り返る貴重な映像やポスター、利用者から募集した「あなたのルスツ」と題したイラストや写真を公開している。
同施設の遊園地は4月29日、夏季営業を開始。入場者には、新型コロナウイルス感染予防対策への協力を要請する。営業は10月17日まで。