市立小樽図書館(小樽市花園5)で現在、「図書館の図鑑」シリーズ「コレクションで楽しむ大相撲展」が開催されている。
個人所有のコレクションを通じさまざまな文化を紹介する同展。今回は第1弾企画として、「中央バス観光開発」常務の中野弘章さん所有の相撲関連書籍100冊と過去の新聞記事や写真、資料などを展示する。
書籍は、相撲の歴史や熱戦の記録、力士、相撲に関する随筆から写真集まで、各ジャンルに分けて展示する。1838(天保9)年~1854(安政元)年に10冊刊行された「相撲起顕」の復刻版や、明治後期に出版された「相撲大鑑」などの貴重資料、ムック本や雑誌、自費出版物などさまざまなコレクションを並べる。このほか、「私の大相撲の記憶」「相撲本との出会いから収集へ」と題し、中野さんが幼少期に祖父とテレビで観戦した大相撲の話や横綱柏戸と大鵬が対峙(たいじ)した柏鵬時代の思い出、高校時代に古書店で出合った相撲本の話なども紹介する。
中野さんは「ひと口に相撲の本といっても、いろいろな切り口があることが分かっていただけるのでは。あまり知られていない小樽ゆかりの強豪力士を紹介するコーナーもあるので、ぜひご覧いただければ」と話す。
開館時間は、火曜~金曜日=9時30分~19時、土曜・日曜・祝日=9時30分~17時。月曜・最終金曜休館。