グランドパーク小樽(小樽市築港)が9月7日、同ホテルで提供している「おたるチャウダー」のレシピを公開した。
同メニューは、季節の小樽産食材と小樽産ワインを使った同ホテルの特製チャウダー。シャコなどの季節の小樽産食材と甘エビをズッキーニやジャガイモ、ニンジンなどの野菜と共に北海道産の牛乳とアサリの出汁でじっくり煮込んで食材のうま味を引き出し、「おたるワイン」で風味を付けるのが特徴。「カリっ」と焼いた食パンを器に使い、ボリューム感を演出する。
同ホテル総支配人エロール・ミフタヒッテンさんが今年4月に小樽に着任後、「おたるワイン」を醸造している酒造メーカーの北海道ワインを訪問。同社から、小樽のワインや食材を使ったチャウダーの開発を打診され、同ホテルのシェフがレシピを考案。「おたるチャウダー」と名付けて、今年の7月23日から段階的に提供を開始した。
その後、北海道ワインが、同メニューを小樽の新しい名物として広めるために、小樽市内の他店でも提供できるような仕組みを提案。「おたるチャウダー」のブランドを守り育てることとオリジナルレシピの共有を目的に公開に至ったという。同ホテルのホームページで材料や作り方を掲載しているほか、公式ユーチューブアカウントで、同ホテルのシェフが作り方を動画で実演・解説している。
エロール・ミフタヒッテンさんは「アメリカにいたころによく、サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフで名物のクラムチャウダーを食べていた。この春小樽に着任し、小樽は海と山に囲まれていて、サンフランシスコと雰囲気がよく似ているので、この街にはチャウダーが合うのではないかと思った。小樽産の季節の食材を使っていて、冬でも温かく召し上がっていただける上に、白ワインともよく合うので、お薦めのメニュー」と話す。
「おたるチャウダー」提供場所は、同ホテル内のテラスブラッセリー(土曜・日曜・祝日=11時30分~14時)。価格=1,000円、おたるナイアガラワイン1杯付き=1,500円。マリーナバー&レストラン(18時~21時30分)、おつまみ付き=1,500円。