小樽マリン広場(小樽市港町)をメイン会場に2月17日、「第5回 国際スポーツ雪かき選手権 in 小樽 2018」が開催される。
2014年に第1回を開催し、今年で5回目の開催となる同大会。昨年は、地元チームの「えちごまさ雪」が一昨年の準優勝からチーム力を磨き再挑戦し悲願の優勝を果たした。今回は連続優勝をかけ、国内外の強豪チームとしのぎを削る。
豪雪地帯で必要不可欠な除雪作業の「雪かき」。とりわけ過疎と高齢化が進む地域では雪かきの担い手が不足し、落雪事故や生活路の遮断などが課題となっている。このような現状を全国に知ってもらうと同時に、高齢化に伴い増加する除雪困難地域を救済するため雪かきにルールを策定し、チーム戦で除雪量を競い合うスポーツ雪かきが考案された。
同大会は、1チーム4~8人で参加し、第1競技の「ボランティア雪かき」と、協力し合い大きな雪の塊を砕いて移動する時間を競う第2競技の「スノーショベリング・アンド・ムーブトライアル」、各チームが移動した雪を使って制限時間内に雪だるまを作り、その大きさと数を競う第3競技の「スノーマンコンテスト」で構成する。競技終了後は、運河プラザ三番庫(色内2)で懇親会を開く予定。同所では大会と並行して、除雪問題解決に関する事例発表やパネルディスカッションを展開する「雪かきサミット」も行う。開催時間は10時15分~11時30分。入場無料。
同大会を公認する日本スポーツ雪かき連盟は、チーム力を磨き、勝敗を競うスポーツならではの楽しさと、参加者だけが得られる達成感や爽快感を与えると同時に、参加者同士、除雪困難地域の住民を巻き込んだ交流イベントを併催することで、共助による除雪問題解決への機運を高め、地域に活力を与えるスポーツ雪かきを全国で同じ悩みを持つ豪雪地帯に普及させることを目的としている。
募集人数は200人(1チーム4~8人×40チーム)。参加費は1人2,000円(昼食代、保険代、用具レンタル代含む)。申し込み締め切りは1月31日。「国際スポーツ雪かき選手権」ホームページで受け付ける。