小樽・奥沢水源地で9月24日、ライトアップイベント「奥沢水源地ライトアップフェスティバル2017」が開催される。
多くの市民に奥沢水源地の魅力を楽しんでもらおうと開く同イベントは今年で5回目。当日は、同施設の階段式溢(いつ)流路(水すだれ)と取水塔をライトアップし、飲食ブースを出店するほか、ジャガイモ詰め放題や花火大会などで、「光と水のハーモニー」を演出する。
奥沢水源地は、1914(大正3)年に同市の水道行政と共に創設。2011年に創設時から稼働してきた奥沢ダムの堤体に陥没部分が見つかり、改修に数十億円以上の費用を要することや、同ダムを廃止しても必要となる給水量を他の水源で補えることから廃止が決定した。同施設は歴史的な遺産であり、四季の景観に恵まれた空間であるため、現在「奥沢水源地保存・活用検討委員会」を設置し保存方法や活用方法を検討している。
奥沢水源地ライトアップ実行委員長の上野智真さんは「多くの市民の方々に、奥沢水源地が豊かな自然と貴重な歴史的遺産の数多く残る素晴らしい場所、『小樽のたから』となり得る場所であるということを認識していただきたい」と話す。「より多くの方々に、自らが住む街に対する関心を高めるきっかけとなれば」とも。
開催時間は16時~21時。ライトアップ時間は18時30分~20時30分。花火大会は20時30分~。入場無料。雨天決行。