JAようていが12月11日、複合商業施設「ウイングベイ小樽」(小樽市築港)5番街1階ハイタッチコートでユリ根を無料配布した。
今が旬のユリ根は一つ一つ丁寧におがくずとともに袋に詰められ、JAようてい青年部を中心としたスタッフによって配られた。「40年もの伝統がある、当地区のユリ根の栽培は2代目や3代目だけでなく、近年、他業種から就農した若者たちによっても守られている。そうして丹精込めて栽培されたユリ根をもっと知ってもらいたい」と、JAようてい青年部の大浦博行さんは熱く語る。
ユリ根は、京料理との相性の良さから主に関西圏で消費される。カリウムの含有量が高く、鉄・リンなどが豊富で、古くから薬用として知られていたという。最近では妊婦や授乳している女性に必要な葉酸も多く含まれ注目を浴びている。JAようていのユリ根は日本一の生産量を誇り、主力ブランドの「白銀」は形の良さや口当たりの良さなどから最上級の評価を受け、贈答品としても人気があるという。
会場でユリ根を受け取った女性は「ユリ根は季節を感じさせてくれる野菜。八宝菜や茶わん蒸しに入れて食べるのが好きで、家族も喜ぶ」と喜んでいた。