小樽市内各所で3月11日、「東日本大震災」から2年を迎え追悼行事などが行われた。
宝泉寺会館(小樽市花園2)では東日本大震災三回忌法要が行われた。同法要は小樽仏教会の主催で、宗派の垣根を越え「東日本大震災」で亡くなった人々の冥福と被災地の早期復興を祈った。20人を超える僧侶による読経が終わると、参列者は次々と焼香して手を合わせ鎮魂の祈りをささげた。
市内に住む参列者の女性は「2年前の震災は本当に悲しい出来事だった。亡くなった人々を思いながら、今後も祈りをささげていきたい」と話していた。
小樽市役所では震災により犠牲になった人々に対し哀悼の意を表すため国旗を半旗掲揚し、地震が発生した14時46分に1分間の黙とうを行った。各種証明書の申請などに訪れた市民や対応する職員は、同時間を知らせるアナウンスが流れると神妙な面持ちで手を止める姿が見受けられた。
小樽市は被災地への行政的な支援や募金活動などを通じ、「東日本大震災に対する支援を継続する」としている。