小樽市総合博物館本館(小樽市手宮1)で現在、企画展「勝納川(かつないがわ)-小樽を育んだ川」が開催されている。勝納川の歴史と自然に関する資料を幅広く展示している。
同館所蔵の資料で、勝納川の歴史と自然を紹介する同展。動植物の剥製や標本、古い資料や写真、当時の遺物などのほか、現在の写真やジオラマなども展示するなど、視覚的にも楽しめるように工夫している。
同展で紹介される勝納川は、同市の中心部を流れる河川。河川名の由来はアイヌ語のアッチナイ(豊かな沢)、カツチナイ(水源の沢)など諸説あるという。明治初期には、その河口に料亭や湯屋、劇場が立ち並ぶ市街地が形成され、1914(大正3)年には、約100年間使用された近代水道設備である奥沢水源地がその中流に建設された。
開館時間は9時30分~17時。火曜休館(祝日の場合は翌日)。入館料は、大人=400円(夏季)、小人(中学生以下)無料ほか。7月13日まで。