稚内出身の兄弟ユニット「SE-NO(セーノ)」が4月13日、ニューマキシシングル「Home」を発表した。同曲は小樽市銭函に本社営業部を置く脇坂工務店(札幌市東区)の20周年記念テーマソング。
4月6日に会社設立20周年を迎えた同社の記念事業として発表された同曲。社長の脇坂肇さんが依頼した「銭函の海」をイメージし、同ユニットが曲を制作した。脇坂さんの「夏の終わりの夕暮れ」というイメージを表現するために、同ユニットのスタッフが実際に銭函の海岸で波の音を録音し、楽曲中に使っている。
脇坂さんは「20周年という一つの区切りに何か形として残ることをしたいと考え、この事業を行った。気心の知れたSE-NOさんとサポートスタッフのおかげで素晴らしい曲ができた」と話す。
同社は1994年に設立された工務店。2007年から若手建築家とコラボした「NeoDesignHouse」を展開し、顧客の希望に沿った個性的な家づくりを展開している。社屋1階は、顧客が無料で使え海岸に臨むバーベキューコーナーやカルチャースクールやライブが開かれる「ゼニバコスタイルカフェ」で構成。2階には、空手教室や英会話教室などが開かれるスタジオスペースを設け、地域活性化にも積極的に貢献している。
同ユニットは兄・蝦名摩守仁さんと弟・摩守俊さんの2人から成る兄弟ユニット。「気持ちを合わせて届ける歌で、たくさんの人の心を動かしたい」という思いからユニット名を掛け声の「SE-NO」にしている。結成10周年を迎えた2011年の12月には、札幌コンサートホールKitaraでワンマンコンサートを行いチケット完売。満員御礼となった。劇団・弦楽四重奏・ブラスバンドとのコラボレーションや、TVコマーシャルに楽曲提供を行うなど活動の幅を広げている。
同シングルCDは同曲のほか「ジオラマ」を収録。価格は1,200円。CDは、同社営業部、ミュージックショップ音楽処(札幌市中央区)などで取り扱う。