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小樽文学館で「小樽文学史展」-多彩な切り口で明治・大正期の文学を紹介

展示室の様子・鉄道と文学

展示室の様子・鉄道と文学

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 市立小樽文学館(小樽市色内1)で1月18日、企画展「小樽文学史展」が始まった。

裸電球一つの部屋を再現した展示

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 明治・大正期を中心に、読書環境の変化や貸本屋・古本屋の変遷、芝居小屋や映画館、女性史、歌謡曲などを取り込んだ、さまざまな視点からの小樽文学史を紹介する同展。同館が収集した明治32年から昭和初年代までの期間に発行された、初公開を含む約100種類の文芸雑誌を中心に展示する。

 同展では最初に、「文学のはじまり」に先立つ「電灯のはじまり」を紹介。裸電球一つの明かりに照らされた「部屋」を展示室内に設置し、明治中期に小樽に電灯をもたらした小樽電燈舎と小樽の電灯事情を紹介。照明による読書の時間帯の広がりによってもたらされた読書環境論などにも言及。そのほか、さまざまな切り口で小樽の文学史を紹介している。

 展示されている書籍類は高価なものではないが、家庭などで大切に保存されていることは珍しく、収集は容易ではないという。小樽の文学運動を考察する上で重要な資料となっており、同館では家庭などに残っている文芸誌などの情報提供を呼び掛けている。

 開館時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。入館料は大人300円、高校生・市内高齢者150円、中学生以下無料。3月30日まで。期間内の休館日は月曜日(2月10日を除く)、2月12日・18日、3月25日。

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