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小樽に福島の児童たちの笑顔-招待5家族が祭り、海や山を満喫

ねりこみに参加している様子

ねりこみに参加している様子

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 小樽で7月26日~28日、復興支援事業「笑顔デザインプロジェクト@OTARU」が開催され、福島県で東日本大震災に被災した5家族(児童9人、大人6人)が同市に招待された。

肩車をしてもらって喜ぶ児童たち

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 同事業は、小樽青年会議所が同市民との交流や自然との触れ合いを通して、被災した児童らを笑顔にしたいとの目的で企画。東日本大震災復興支援小樽市民ボランティア「YA・RE・RU・KO・TO(やれること)実行員会」の協力を得て開催し、天狗(てんぐ)山やおたる水族館、同時期に開催された「おたる潮まつり」などに案内した。

 同祭のねりこみでは、同市の児童らが「おたる自然の村」(天狗山1)で採取した草や木を使って染め上げた草木染Tシャツを着て参加。市内中心部を約2時間、同市の児童らと練り歩いた。天狗山ではリスと触れ合ったり、水族館ではペンギンやイルカのショーを楽しんだりした。

 「セミの抜け殻を取ったり、お兄さんたちに肩車してもらったりして楽しかった」と参加した児童の阿部浩也くん。新千歳空港まで見送りに来た同青年会議所と同実行員会のスタッフに、搭乗ゲートに入る直前まで手を振っていた。

 同会議所と同実行委員会は、今後も復興支援事業を継続していくとしている。

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