暮らす・働く

建築士協会小樽支部、発足45周年-技術向上や地域貢献などを推進

小樽支部が寄贈・設置した重要眺望地点案内板

小樽支部が寄贈・設置した重要眺望地点案内板

  • 0

  •  

 北海道建築士事務所協会小樽支部(小樽市花園4)が今年で発足45周年を迎える。同支部は、業界団体の発展や地域貢献などを推進している。

「小樽に建てたい建物 設計コンペ」審査の様子

[広告]

 同協会(札幌市中央区)は道内で建築士事務所を開設している会員で構成。建築技術向上を目的とし、建築士事務所への指導や研修を行う。建築・設計監理のエキスパートとして、建物設計・工事監理などに関して一般からの相談なども受け付けている。

 同支部は1968(昭和43)年に設立され、現在、会員38社、賛助会員12社。会員数は往時の半分以下だというが、道外や海外の建築士などを勉強会の講師として招き、寒冷地の建築技術や最新建築技術に関する勉強会を行うなどし、同会員などの技術や知識の向上を図っている。地域貢献として、「小樽市重要眺望地点」に指定されている眺望地の一部に案内板の設置・管理、小樽工業高校建築コースの学生を対象とした「小樽に建てたい建物 設計コンペ」を開催するなど、観光振興や同業界の後進育成にも力を入れている。

 「建築士業界とともに小樽を盛り上げていきたい」と同支部の野々瀬雅昭支部長。「5年間継続して開催している『小樽に建てたい建物 設計コンペ』に関しては年々レベルが上がっており、今後も続けていきたいと考えている。市内で建築を志す高校生にとって励みとなれば」とも。

 同協会は50周年に向け、記念誌の発行などを予定している。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース