
小樽の飲食店「小樽八角屋 堺町店」(小樽市堺町1)2階で2月24日、学生ジャズプレーヤー限定ライブ「TINY JAZZ STEPS(タイニー・ジャズ・ステップス)」が行われた。
初の試みとなった同イベント。出演者を学生に限定し、ジャズを中心にファンクやフュージョンなどを演奏。高校生のソロやデュオ、小中学生のトリオ、小樽・札幌の大学のジャズ研究会など7組24人が出演したほか、ゲストにサックス奏者の奥野義典さんを招いた。奥野さんがソロ演奏を披露したほか、学生たちとのセッションも行い、6時間でアンコールを含む全30曲が演奏された。
実行委員会代表で、「高校生ジャズピアニスト」として活動する高橋奏多さんは「皆さまのおかげで歴史的小さな一歩を踏み出せた。今後とも、タイニー・ジャズ・ステップスを応援していただければ」と話す。当日出演した「オトノタネ」のベース担当Neneさんは「記念すべき1回目のタイニー・ジャズ・ステップスに参加でき、それぞれ個性あるジャズと触れ合え、奥野さんともセッションでき、貴重な体験をさせていただいた。また、ぜひ参加したい」と話す。
当日は60人がライブを鑑賞した。札幌市北区から訪れた60代男性は「主催の学生が独自に音楽活動に対しての理解を求めて企画を考えていたことが分かり、その仲間たちが集結して一所懸命に演奏しているのを見て、学生たちが目指すタイニー・ジャズ・ステップスを感じた。演奏レベルも高く夫婦で楽しめた」と話していた。
同イベントは5月にも開催を予定する。